１）肌を作る元になる、良質たんぱくを含む食べ物とは？
２）肌の生まれ変わりを助けるビタミン、ミネラルを含む食べ物とは？
３）腸内環境を整える、発酵食品とは？
４）貧血も肌荒れの原因の一つ。鉄分を多く含む食べ物とは？

１）肌を作る元になる、良質たんぱくを含む食べ物とは？
健康な肌を作るためにまず意識して摂ってほしいのがタンパク質です。

良質なタンパク質は肌を作る元になるので、不足すると皮膚のたるみやしわなどの原因になります。

外食続きで食事のバランスが崩れがちな人、ダイエットしている人はタンパク質不足になりがちです。

成人女子なら運動していない人で体重×1gは必要ですし、運動習慣のある人ならもっと取る必要があります。

特に取り入れたいのが、肉類や魚類、卵、乳製品といった動物性のタンパク質です。

それは動物性タンパク質が体内で合成しやすく、利用効率がよいためです。

しかもタンパク質の含有量も優秀です。

大豆製品も優秀なタンパク源ですが、豆腐や納豆100gあたりのタンパク質の含有量は肉や魚に比べると半分くらいしかありません。

植物性食品だけで必要なタンパク質全部を賄うのは大変なのです。

もっとも動物性タンパク質のとりすぎもそれはそれでよくありません。

動物性タンパク質、植物性タンパク質をバランス良く摂取するのが理想と言えます。

カロリーが高いからと動物性タンパク質を控えている人は一度食事の内容を見直してみるとよいかもしれません。

２）肌の生まれ変わりを助けるビタミン、ミネラルを含む食べ物とは？

美肌のためにはビタミンやミネラルも重要です。

ビタミン・ミネラルは体内に入ると補酵素として作用し、食事で取った栄養素の代謝や細胞の生成を助けるなどの重要な働きを担います。

したがって、ビタミンやミネラルが不足すると肌の新陳代謝が低下し、肌荒れやくすみ、シミやシワといった肌トラブルが起きやすくなります。

また、ビタミンACEといわれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには抗酸化作用を持つことで有名なビタミンです。

活性酸素の害から細胞を保護してくれる働きがあるため、肌のアンチエイジングを考える上でも重要なビタミンとなっています。

ビタミンのなかでもビタミンB群には新陳代謝をサポートする働きがあり、肌のターンオーバーを助けます。

うなぎ、牛・鶏・豚のレバー、サバなどの青魚、アーモンド、納豆、卵、乳製品などに多く含まれています。

ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持には欠かせないビタミンでレバー、あん肝、うなぎ、たら、あなごなどに多く含まれます。

また、ビタミンCは肌の健康をサポートするほか、肌に透明感も与えてくれます。

柑橘類、ブロッコリー、ほうれん草に多く含まれますが、一部の野菜をのぞき加熱に弱い傾向があるのが難点です。

生野菜や果物をあまり摂らない人は不足しがちなビタミンと言えるでしょう。

ミネラルでは日本女性に不足しがちな亜鉛が重要です。

亜鉛は肌を生成するために必要不可欠なミネラルで、牡蠣、たらこなどに含まれます。

普段の食生活で取りづらい栄養素なので意識して取らなければなりません。

３）腸内環境を整える、発酵食品とは？

肌荒れを防ぐためには、腸内環境を整えてくれる発酵食品の摂取も有効です。

腸は免疫機能に重要な役割を果たしている器官であるため、腸内環境が悪化すると肌の調子にも悪影響があります。

腸内で悪玉菌が増え、腸内環境が悪化すると腸内に毒素が溜まります。

その毒素は血流に乗って全身に回り、吹き出物や口内炎ができやすくなる、肌が乾燥するといったトラブルを起こすことになるのです。

悪玉菌の繁殖を抑えるためには、善玉菌を多く含む発酵食品を摂取することが効果的です。

善玉菌は悪玉菌の増えすぎを防ぎ、腸内環境を理想的な状態に整えてくれます。

代表的な善玉菌には乳酸菌や納豆菌などがあります。

ヨーグルトや納豆、ぬか漬け、甘酒などの発酵食品を積極的に食卓に取り入れ、腸からの美肌を目指しましょう。

普段発酵食品を食べる機会が少ないという人は、サプリメントの形で直接乳酸菌を補給するのもいいでしょう。

４）貧血も肌荒れの原因の一つ。鉄分を多く含む食べ物とは？

美肌を作るためには十分な量の血液も欠かせません。

そこで意識して摂取するべきなのが、血液の元となる鉄分です。

血液には栄養を届けたり、老廃物を運搬したりする働きがあります。

そのため、貧血になると細胞に栄養が行き渡らなくなって肌のターンオーバーに良くない影響を及ぼします。

また、老廃物の運搬もできなくなることから肌荒れを起こす原因にもなりますし、血行不良によるくすみも問題になってきます。

鉄分は汗や月経血などの形で日々失われていくミネラルです。

月経がある女性、激しいスポーツをしている人は特に積極的に摂取する必要があります。

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄がありますが、吸収率は植物性食品に含まれる非ヘム鉄よりも動物性食品に含まれるヘム鉄のほうがよくなります。

貧血予防であれば、まずはヘム鉄の形で摂ることを意識しましょう。

ヘム鉄はレバー・牛肉・卵黄・鮎・しじみなどに多く含まれます。

また、ビタミンCと一緒にとると吸収率が高まるので、ビタミンCと合わせて摂取するとより理想的です。

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